Demolition

『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』鑑賞。かなり良かった。ある日、交通事故で美貌の妻が他界するが、涙を流せず、感覚を失っていることに気付いた主人公が義父の言葉をきっかけに身近なものを壊し始め……というストーリー。とにかくガンガン破壊するギレンホールが面白い。劇中、セリフで言わせちゃっていたが、暗喩的な意味合いを多く含んだ作品だと思う。かといって小難しさもあまり感じさせず、巧い監督だなあと思った。何を描いているかというと、ひとりの男の心の葛藤なのですが、正直まだイマイチ理解できていないのでもう一度見直したい…。個人的に印象的だったのはゲイに悩むガキンチョでした。色気のある良い演技をしていたし、キャラクターも面白かった。終盤で過激なショットもあるんですが、ここは選曲が良かったと思う。聴き慣れたショパンのノクターン、陳腐にも思えるこれとのギャップにやられました。ナオミ・ワッツはだいぶオバサンになったが、まだまだ全然お願いしたい感じで素敵でした。ただ、二人の関係性にはなんとなく描き足りなさを感じてしまった、とくに後半。いや、でも、良い映画でした…。ヴァレ監督、好きかも。